そうなんです。単なる覚書でございます (p_-)

人生、半世紀以上が経過してしまい、何かしなくてはなぁと思い立ちました。頭に浮かんだ独り言を書き出してみようかなと思いました。

夏が来ました

 先週末、家の近くの公園で、セミが鳴き始めました。

今年も夏が来たんだな…と感じる瞬間です。

 

 毎年、七夕過ぎになると、この公園ではセミが鳴き始めます。

 同じ公園内で世代を繋いできたセミたちは、毎年同じ時期に一斉に鳴き始めるのでしょう。命が受け継がれて行くんだなぁ…と思うと、とても尊い気持ちになります。

 

 樹木に生み付けられた卵たちは、一年かけて来年の初夏に孵化し、幼虫となり樹木を下り地中の中に入っていくと行くそうです。何年か前にその事を聞き、すぐに孵化しないことに驚いた記憶があります。

 幾年かを地中の中で過ごし、そして再び地上に出てひと夏を生きるのです。

 

 万古不易と言う言葉が思い出されます。「永遠に変わらないさま」を示す言葉ですね。人の日常から見たら、小さな世界かもしれません。が、そうやって彼らは、毎年、同じ頃、夏の到来を教えてくれるのです。

 

 さて、大きな視点から見たとき、我々を取り巻く世界はどうでしょうか。変わらないままでしょうか。

 

 例えば、身近なところで考えますと、近年の気候。この暑さや、驚くほどの突然の豪雨。台風の進路、前線の蛇行など。

 情報や数値で表すよりも、確実に「気候変動」は進行しており、今の環境も、実は人間が感じるより早いスピードで変化しているのではないでしょうか。

 

 本来の自然の姿や、元々の循環はどうだったのか。

 大きな世界を容易に変化させられる文明を手に入れた人間は、そろそろ、その責任を負うリミットに立っているのかも知れません。

 

 

 …この夏も、セミたちにとって、良い命の夏であって欲しいと願います。